中年男のぼんやり生活

ぼんやり生活おっさんのブログ

天然石の位牌という選択肢・「いしぶみ」

今回ご縁があり、Wordpressでの制作を担当したウェブサイトが公開になりました。
墓石や記念碑に使用する天然石で制作された位牌、または個人向けの小型の石碑とも言える「いしぶみ」の商品ウェブサイトです。

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構築作業内容としては、基本的には実績あるデザインテーマに各種コンテンツを登録しデザインを多少カスタマイズしたのみという域を出ないものですが、関心を持ったのはその商品そのものです。

いしぶみ」は、茨城県にある、石碑や墓石に字を彫る字彫り屋さん やまと字彫工業さんが手がける天然石で出来た位牌です。天然石製のミニ記念碑、とも言えます。

中年以降の年齢になってくると、家族との別れも何度か経験したりして、そうした亡くなった家族やお墓との今後の関わり方を考え直すようになります。ましてや自分の場合、未婚で現在は家族もおらず遠方に住む既婚の兄がいるのみ。何れにしても次の世代は生まれておらず予定もないので、(実際にそうなりかけたように)自分が死んだ後の地元に残る墓のその後のこと(例えば墓じまい)も考えておかなければなりません。

父や母の世代と違い家に仏壇を置いていないので、亡くなった家族の存在と目に見えるカタチで付き合うようなことも今はありません。でも心のどこかでは思ったり思い出したりしている。

こんなことを頭のどこかで考えている中で見ると、この「いしぶみ」という商品や、位牌のような存在をより現代のあり方に寄り添ったカタチにしたジャンルの商品は、存在が知られるほどしっかりニーズがあるのだろうと思えます。
このいしぶみのような生活の中での丁度いい存在感、というのもすごく大事に思います。
何かの宗教に即した振る舞いは望むわけじゃない、でも亡き家族のことは思っているし、思いを込める付き合いやすい対象は手元に欲しい、そんな感覚です。

一生に一度程度購入する機会があるかどうかのモノでしょうけど、自分が思うことのために買って所有するならば、変わらずいつまでも残ってくれる品物で、かつ処分にも困らないものというのは重要な気がします。(処分に困らないというのは実家の始末の経験からも痛感します)

いしぶみ」、ぜひ一度ウェブサイトを覗いて見て下さいませ。