中年男のぼんやり生活

ぼんやり生活おっさんのブログ

自分の体に何が起きたか

その時は前触れなくやってきました。

住んでいるのは北海道。1月。自宅の立地が通りに面していて風通しがよかったためかなり雪掻きは楽、それでも時々やらないと玄関前が大変なことに。自宅が主な仕事場だったので、作業に区切りが付いた22時過ぎごろに軽く雪掻きをしました。
仕事はほぼデスクワーク、この仕事をはじめてからずっと運動不足だし長年タバコを多く吸って来たこともあって、すぐ息切れするんですよね。

あの時もそんな感じで雪掻きの後ハァハァしつつ仕事場に戻って休んでいたんですが、どうにも胸のあたりがすっきりしない。不快な感じ。軽い胸焼けがずっと続くような。
少し横になって休んでみたけど、変わらない。不快感は少し強くなってきていて、少し息が詰まるような感じもする。そして、とにかくイライラしてくる。でも苦しい!というほどでもない。
それは今まで感じたことがない、胸の不快さでした。
雪掻きが終わってからこの時点で30分くらいだと思います。

初体験の、いいようのない不快さと不安感。少し考えて、この不快さはただ事じゃなさそうだなぁと思い、仕事場にいたアシスタントのすすめもあって病院へ行くことに。冬場なので当然路面は圧雪アイスバーン、消防署は遠くないとはいえ救急車を呼ぶと逆に遅くなるだろうと、119へ電話して症状を伝え当番院を聞き出し直行。家からそう遠くない市内の大きな総合病院でした。これも幸運のひとつ。

事前に病院へ電話して症状を伝えて出発、救急の窓口へ。
ここまでで、たぶん雪掻きから45分。
受付を済ませ診察を待っていたんですが、その間もあの不快感は続いていてだるいしツライ。待合室の長イスで横になりつつ待つ。数分で診察室へ通されベッド(ストレッチャー?)に横になりこれから診察と検査かぁと・・・真っ暗。
あとはあまり覚えていません。断片的。

車を運転してくれたアシスタントの話と合わせると、この時点で意識を失い、心室細動又は心停止がはじまったらしく、突然看護師達が全力で動き出し様々な処置に追われたようです。この時、取り囲まれながら大声で名前を何度も呼ばれて「うるさいなぁ・・・」と思ったことがあったようななかったような。
そういう事態がこの数分程度の間に何度か起きそのたびに処置しつつ、すぐにカテーテル検査と処置が出来る部屋へそのまま運ばれたようです。
運ばれるまでの間、ストレッチャーの上で、何か苦しかったのか頭を大きく左右に振り続けていたのだけ覚えてます。でもどれほど苦しかったか痛かったかの記憶がないんですよね。たぶんまたすぐ意識無くしたし。

心停止が死を意味することの一つなら、この時点で何度か死んでるんですかね俺。もしくは死にかけた。一連の流れの中で最悪の事態が起きたのが医師・看護師の目の前だったので、戻ってこられた。感謝。
でもなー、臨死体験とかカケラもないんですよねー。走馬灯うんぬんもなかったし。